この記事は決して変な宗教の話ではありません笑 FX自動売買とどう付き合っていくか、というお話です。
FX自動売買を初めて2年以上が経過しました。まだまだ金額は大したこと無いですが、各年、一応、プラス成長で来ております。1月は20万の収益を超えそうで気分も上々です。
これまでやってきて、一番大事だな、と思っていることを今日は書いてみたいと思います。
それは「トレードしていることを忘れる技術」です。
なんのこっちゃ?という話ですが、自分が全く意識していない状態で、システムがお金を稼いでいる状態を作るのは、実は難しいことだったりします。
理想の資産運用は、「無意識で、お金がお金を勝手に稼いでいる」状態
理想的な資産運用は「お金がお金を稼ぐ」状態を作ることです。いわゆる、不労所得 、と言い換えてもいいと思います。
有名な本の「金持ち父さん貧乏父さん」にも書いてありますが、不労所得 が生活にかかるコストを超えると、「働かなくてもいい」状態となります。それを「ラットレースから抜け出す」と表現します。
ラットレースとは、こんな感じです。
永久に走り続けるネズミのイメージです。
人間で言えば、働いてお金を稼いで、そのお金で生活して、また労働して、、と繰り返すことです。生きるためにせっせと働く、ということです。
こんな感じ。
この状態は、「生きるために仕事をしている」状態です。仕事もそうですし、FXだって、チラチラとチャートを見ながら、あれやこれや考えてたら全く「不労所得 」ではありません。自分が労働によって稼いでるのと同じです。
この状態から抜け出すためには、不労所得 が生活費を上回らないといけません。
例えば、毎月、色々な支払いに30万円を払っている方であれば、30万円以上を不労所得 で得られれば、理論上は「生きるために働く」ことはしなくてよくなります。
それが「ラットレース抜け出す」という言葉の意味です。
しかし、FXのことを常に考えてしまって、他のことを120%楽しめていない状態であるなら、それは本当の意味でラットレースから抜け出しきれていません。
最高の自由を手にするには、あくまで機械的 に、無意識にトレードすることが大事です。
本当の意味での金銭的自由を手に入れるために、「トレードを忘れる技術」 が必要だと思うわけです。
FX自動売買の落とし穴
① 自動売買なのに「自動じゃない売買」をしてる
いつもチャートや損益が気になってしまって、チラチラとスマホ やPCを見てしまう。Twitter で他の運用者の成績が気になってチラチラとTwitter を見てしまう。
自動売買で、実際にトレードはプログラムがやっているかもしれませんが、実際のところ、労働しているような感覚の運用の方って多いんじゃないでしょうか?
不労所得 を目指すには、極力「不労」を目指す必要があります。不労のつもりが、精神的な負担や時間的な負担が大きくなりすぎているケースには要注意です。
精神的な開放を目指して、自動売買をすべきです。
② FX自動売買だけでは資産形成は完結しない
単純な話、FXはハイリスク・ハイリターンすぎます。10年間通してみたら、年間利回り30%を達成できるかもしれませんが、年によっては下手したらマイナス、という年も出てくるかもしれません。500万の元本の20%を損失してしまえば、▲100万です。まー、普通の感覚であれば、最強にストレスを感じてしまうと思います。
それに、今のツールが未来永劫使える、という保証はどこにもありません。突然、MT4がサポート停止になってしまって、今まで使っていたプログラムがゴミクズになる、という未来もありえます。
そんな時に備えて、FXで上げた利益は他の資産に割り振っていく必要があります。
例えば、株や不動産などです。ただ、2020年の現時点で、株も不動産も高すぎるので長期投資するには、かなり厳しい局面です。こういう時は、FX自動売買に振り切ってもいいかもしれません(と思って、かなりFX自動売買に資産を当ててるのが今の私です)
株や不動産が暴落したら、その時までに積み上げたFXの利益の一部で買い進めて行きたいな、と思っています。
精神的・金銭的に開放されるために。
上記の2点はいわゆる「金持ち父さん」になるために、必須の考え方だと思います。
丁度、中田敦彦 のYoutube 大学で「金持ち父さん、貧乏父さん」について紹介されていたので、リンクを張っておきます。必読書です。
VIDEO
私は、「労働」と「お金にお金を稼がせる」ということに明確なラインは引けないものの、「労働」ではとにかく好きなこと をやって「お金にお金を稼がせる」ことでは、なるべく労働的要素を減らしていく 、ということが超絶大事だと思っています。
FX自動売買は、明らかに後者の「お金にお金を稼がせる」分野です。労働的な要素をなるべく減らして、時間的にも精神的にも開放されることを目指すべき、というのが私の考え方です。とういうか、だから「自動売買」なわけです。
そして、それによって生み出したお金で、資産を多様化していく、ということも同時に大事です。FXで3000万稼いだら、1000万くらいで運用物件を買って、1000万くらいで株を買って、1000万は引き続きFXで稼ぐ、みたいなイメージです。常に資産を多様化していくことで、リスクヘッジ をしていきまうs.
最低限しないといけないことって何?
FX自動売買から「労働」的要素を排除するといっても、一体何をすればいいか?ということを理解するのが大事です。僕もこれを理解するのに、かなり長い時間をかけてしまいました。
まず大事なのは、「許容リスクの設定」です。資産の何%までのドローダウンを許容するか、ということです。これは、バックテストを繰り返して、ポートフォリオ 全体のドローダウンを想定することで、把握できるようになります。簡単な話です。
始めはちょっと大変ですが、一度、エクセルか何かで計算することを学べば、後はたまーに更新していくだけです。
資産規模が増えてくると、徐々にロットを上げつつ、複利 の運用ができるように調整します。
後は、日々の運用ですね。大きな経済指標イベントなどでは、テクニカルよりもファンダメンタルズが相場に大きな影響を及ぼすので、EAの期待利益が小さくなります。最近だと、Brexit 関連のタイミングで、大きく被弾したEAも多かったようですが、事前にスケジュールが分かっていれば停止できます。
つまり、やることは、適宜、バックテストを行ってリスクの計算・ロットの計算しておくことと、重要イベント前にEAを停止すること、の2点だけです。これなら、不動産を買って大家ビジネスをするよりも楽だと思います。
ところが!
言うは易く行うは難しで、こうやって割り切ることって、すごく難しいのがFXの特徴でもあります。どうしても「気になって」しまうのですよね。だって、1週間で20万や30万も自分の資産が増減してたら気が気でない状態に誰しもなってしまいますよね。。そこで、瞑想です。
「精神的な開放」のヒントは、「ヴィパッサナー瞑想 」にある
たまたま図書館で手にした本で「ヴィパッサナー瞑想 」というものについて知りました。
この本です。
ヴィパッサナー瞑想 は、理解するのは超簡単です。自分の一挙手一投足に集中する、ということです。「今」に集中する、という感じです。
例えば、ご飯を食べる時、①食べ物を見る、②箸を持つ、③箸で食べ物を掴む(感触を感じる、④香りを感じる、⑤舌触りを感じる、⑥歯ごたえを感じる、⑦味を感じる、⑧のどごしを感じる・・・・
という具合に、一つ一つの感覚に集中していきます。こうやって食事を摂ると「今まで騙されていたようだ」と感じるくらい、食を楽しめるそうです。本当の美味しさを知れる、と。
私は、これこそが人生を楽しむ、ということなのかな、という気がしています。何気ない日常を120%集中して楽しむ、ということです。
仕事をしているなら、今やっていることに完全に集中する、という具合です。ブログを書いてるなら、文章を考える、キーボードを打つ、、など、一つひとつに集中します。
一方で、「何かをしながら、FXのことが気になる、という状態」はどうでしょうか。。。?
「FXの成績が気になる」という状態は、このヴィパッサナー瞑想 的「今に集中する」という生き方の正反対です。
本来なら楽しめるはずの食事や仲間との時間を楽しめなかったりして、人生の時間を消耗している感覚です。
ご飯食べてる時にFXのポジションを考えることは不毛極まりないです。
ちなみに、FXをやってない人でも、スマホ や仕事にいつも気を取られて、今、この瞬間を100%楽しめていない人は沢山います。ヴィパッサナー瞑想 は現代人のための精神衛生的な意味での解決策なのです。
私は、資産運用に成功しつつ、人生を謳歌 したい、ということを目指しているので、日常にヴィパッサナー瞑想 を取り入れて心からFXを排除しようと思っています。
もし、頭の中に「ポジションどうなったかなー」みたいな邪念が入ってきたら、意識的に追い出す、という風にして努力したいと思います。
大きめのリスク設定でやればやるほど、かなり難しくなるので、ロットはほどほどにすることも大事ですね。
あと、使う時間を減らす、というのもツールで解決できたりします。
例えば、こんなツールです。予め時間を指定して、MT4を自動停止するようなツールです。
keichang.hatenadiary.jp
そんな風に、自分の時間の中からFXを排除することが今年の目標です。やってみると、本当に難しいです。
ということで、このブログは更新頻度が少し下がりますが、まったりとFXの分析や気づいたことについて綴っていこうと思う次第です。
もちろん、週1回、きっちりと時間をとって、成績を分析しながら、勝ち続けられるトレードを実践していきたいと思っています。
ではまた!