重要な追記を下に書きました。文章の途中までは、前向きな評価が続きますが、私的には購入は見送った方がよさそうだという判断になりました。
以下、本文。
猫ウォッチャーとして猫さん新作レビュー。
結構よさそうな雰囲気。 ワンポジで、フルSLも60と、抑え気味です。
しかも、毎年ずっと安定してPipsを重ねてる。さすが職人!と言いたくなるようなバックテスト。
RRR(Payout Ratio)が0.57って猫博士にしてはすごく珍しい。
多分、自身の作品が、次々と特大SLを食らったことで、おそらく方針転換したんでしょうね。
ロジック損切りも多そうです。イイネ!
直近はずっとPips数安定してますね。素晴らしい。
気になるのはトレード時間の歯抜けですね。 この時間に一体何が起きたのか。
あえて理由を推察するなら、
日本時間の指標発表を避けた?欧州入前?NY終盤?
んー、よくわからないですね。気になる方は、コミュニティで聞いてみてもよいかもしれないですね!
個人的に、結構いいスペックのEAだと思いますが、歯抜け時間だけが非常に気になります。
評価ランクはBとしておきましょう。ポートフォリオに入れてMDDが減るようであれば、買い推奨です。
400pipsくらいは普通にDDしてくると思うので、1Lot運用で40万、0.5Lot運用で20万のDDがあってもスルーする精神力が必要です。 マイルール的には0.5Lot運用が限界かな、、という感じのEAです。
ともあれ、悪くないEAだと思います。
重要な追記
PFが低いのを見落としてました。。。PFが低いことがダメなわけではないですが、PFが低いと、フォワードのバックテストの小さなズレの積み重ねが超重要になってきます。
例えばの数字ですが、10pips×10回勝利(合計100pips)して、22pips×4回負ける(-88pips)、みたいな戦いにおいて、平均10pipsの勝ちが8.8pipsになるとトントンになり、それ以下だとジリジリ負ける一方です。PF1.14というのは、だいたいそんな世界観の勝負です。
ところが!!!!
このEAで猫博士が前提としているスプレッドは5point=0.5pipsです。0時台トレードはないとはいえ、AUDUSDで5pointのスプレッドで安定してトレードできるブローカーは、日本にはないんじゃないですかね?なので、PFはさらに厳しいことになるかもしれません。BTのスプレッドをもう少し現実的な値にして、スプレッドフィルターをかけた上で、リアル環境でどこまで成果を出せるかは、正直、このBTだけだと全く分かりません。
買い推奨と書きましたが、リアルフォワードを最低でも半年以上は見ないと判断できないEAです。購入を検討された方は、踏みとどまった方がいいかもしれません。デモフォワードのグラフを見ると、うまく利益を詰んでるように見えるかもしれませんが、最終的にはリアルで負けるパターンの可能性を疑ったほうがよいです。
いやー、猫博士ってこういうEA作りましたっけ?もう少し現実的なBTをする印象だったのですが(・_・;)
雑レビューなのに、適当に買い推奨とか書いてしまったので、反省します。スミマセン。気になるところだけざーっと見ちゃうと、自分が見落としがちなところも見る訓練になるので、いいな、と逆に思ったのでした。
EA評価はデータをトータルに見ないと分かりません!雑レビューでバックテストの読解力を高めたいと思います!
数か月後の追記
うおー、フォワードみたら、クソEAでしたね!じりじり負け続けているので、ロジックが通用しなかった、というよりは、重要な追記で書いていたスプレッドの懸念がそのまま出ているような感じですね。
バックテストの際の、データの品質と、想定スプレッドは超絶大事ですね!改めて思いました。