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0から始めるFX自動売買

(ほぼ)放ったらかしで月利3%を目指します。

緊急更新 多分、本当の混乱はこれからです。

自分の頭の整理も含めて、この相場の何が危険で、どう張ったらいいのか、を考えてみます。

現在、リーマンショックを上回るような暴落が世界で発生しています。リーマンショック以降の上げ一辺倒の相場が完全に崩れた形ですね。

しかし、大事なことですが、現在は、みんなが「株式マーケットの暴落」でブツブツ言ってるだけの話です。株は下がれば上がるし、なんの問題もありません。

世界最大のマーケットは株ではなく債権です。そして、ここ最近は債権マーケットの空前のバブルでした。

ここで注目すべきは、「ジャンク債≒ハイイールド債」です。 ハイリスク=高利回りな債権、といわれてもわかりにくいかもしれませんが、倒産リスクの高い会社への貸付をしている社債、などと考えれば、なんとなくヤバさが分かると思います。倒産しそうだけど、社債発行して資金繰りをどうにかしたい!みたいな会社です。

単品のジャンク社債だけを見ると、誰がどの目でみてもヤバいと分かるのですが、問題を厄介にしているのは、それらが沢山のの組み合わせでパッケージ化したCLOという商品です。

つまり、CLOは、中身が分からないヤバい商品の寄せ集めです。詳しいことはわかりませんが、パッケージの中の1~2社くらい破産しても大丈夫、くらいで設計されているのだと思います。

リーマンショックの際に問題の引き金になったサブプライムローン低所得者向け不動産ローンでしたが、CLOはその社債版です。細かい数字までわかりませんが、サブプライムローンとは比較にならない巨大な市場らしいです。そりゃ、社債と貧乏人向けの住宅ローンでは規模が違います。

1~2社潰れても大丈夫、なCLOなので、それぞれが同時に倒産する確率を計算したりすると、おそらく、リスク・リターンのよい商品なように見えるんだと思います。しかし、今回のコロナのように世界的な不況が来たら、1~2社で済むわけが有りません。資金繰りが脆弱な会社から次々と倒産してくと思われます。あのNBAが中止ですよ。アメリカにいけば、バーやレストランでみんなでNBAを観戦する文化があるので、飲食店もかなりの打撃なはずです。

そんなCLOを大量に保有しているのが、我らが農林中金だそうです。何やら、アメリカが発行するすべてのCLOの内、20%程度を保有しているとか。

こちらの鍵付きの記事からいくつか農林中金の実体を抜粋します。 https://jp.wsj.com/articles/SB10039284450484833869604585132940424456682

そこに救世主として現れたのが、日本の農林中央金庫農林中金)だ 「(農林中金に)認めてもらうことは非常に価値がある」「市場が不安定化した場合でも、彼らは残るからだ」 ~ 農林中金は好みのうるさい顧客でもある。一緒に仕事をする約15~25人のCLOマネジャーのリストを常に確保しており、それ以外の数十人とは仕事をしないという。

農林中金は、70兆円近い預金を日本の農家から集めて、それを運用しているわけですが、その現金を担保に株やCLOなどを買いまくっている、ということですね。

この記事の表現からすると、殿様商売。バブル期の(後から見れば惨めな)日本企業の様相です。

これは、「池の中のクジラ」とも言われており、世界中から批判されています。次の暴落の引き金になるぞ、と。

農林中金は、既に70兆円以上のCLOを保有しているとニュースで出ていました。

ちなみに、ハイイールド債のETFをみたところ、軒並み30%程度の下落となっていたので、20兆円以上のドローダウンを食らっているわけですね。どうやら株も結構買ってるらしいので、株の含み損もヤバそうです。少なく見積もって30兆円以上のドローダウン中だと思います。

もちろん、もはや、損切りも出来ないと思いますので、バランスシートは相当やばい状態になっていると思います。

未上場企業なので、IRの義務はないような気がしますが、これって普通なら開示すべきなレベルなんじゃないでしょうか。。開示されたら貸付騒ぎになりそうですが。損金の引当が必要だから、どこかのタイミングでIRは出てきそうですが。

JAバンクにお金を預けている人は要注意かな、と思います。農林中金に貸付騒ぎが起こったら、連鎖的に他の金融機関もやばいことになりそうです。

これが金融崩壊のシナリオの1つ目です。

2つ目のシナリオです。国内の別の銀行に目を向けます。

日本は、マイナス金利を導入して、この数年、空前の低金利です。つまり、本来、利ざやで稼ぐはずの金融機関の利益の厳選が日銀によって葬られているわけです。メガバンクと黒田さん、戦ってましたよね。そこで、金融機関もこぞって、利ざやのある商品を買っていました。その中には、ジャンク債も含まれていたわけです。

下のノートにジャンク債の投資比率が高い地銀がまとめられていました。

サブプライムローンの再来!ジャンク債で倒産する銀行シリーズ!|マンゴー SNS Pay 農家 沖縄 熱帯果樹 マンゴー製作所|note

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非上場の銀行も含まれてますが、ほとんど上場してますね。評価損の額までは調べてませんが、一定額以上の評価損になると開示がでると思います。 財務ルールに詳しくないので、いつになるのかはわかりません。月で区切るのかな?

弱小の地銀が1つ倒産したところで、大きなインパクトはないかもしれませんが、連鎖的に倒産されると非常に怖いですね。

また、同じブログにSBIグループもどうやら、ジャンク債比率が高い、ということが書かれてます。SBIは地銀よりも規模が大きいので、そこも怖いところですね。私もSBIの証券も銀行も口座を持ってますが、一応、別の銀行に移動しておこうかな、、と思ってます。一旦、預金封鎖、とかになると面倒なので。。

最後のシナリオは、ドイツ銀行から崩壊が始まるシナリオですね。

昨日、既にやばいニュースが出ていました。

https://jp.reuters.com/article/deutsche-bank-bonds-idJPKBN20Z050

最近発行された他のCoCo債は、感染拡大が深刻なイタリアの銀行が発行したものを中心に、新型コロナ流行の打撃を受けている。 伊銀UBIバンカが1月に発行したAT1債(発行額4億ユーロ)は9日に利回りが174ベーシスポイント(bp)急騰し、7.17%となった。伊銀バンコBPMのCoCo債は利回りが9.67%と、月初の6.6%から大幅に上昇している。

読むだけでヤバそうな雰囲気ですが、ドイツ銀行の破産から発生する負の連鎖もヤバそうです。市場は織り込みに行こうとしてると思いますが、規模が大きすぎて、中々織り込みきれないような気もします。

逆のシナリオ

今回はコロナウイルスの流行が起因となった暴落です。

なので、ウイルスが落ち着けば、基本的には元通りに戻ります。

問題は、ウイルスが落ち着くまで金融機関や民間企業が耐えきれるか、というチキンレース的な話なんだと思います。

今後、想定よりも短期間で収束して、相場の雰囲気が元通りになれば、すごい勢いで株価は戻すと思います。そうすれば、今回の暴落は「世紀の買い場」だったと後から評価されるわけです。

一人の弱小投資家として、一番おもしろいのは、さらに暴落して金融機関がめちゃくちゃになってからの、暴騰です。リーマンショックは、逆の見方をすれば、世紀の買い場だったわけですが、さらにすごい買い場が訪れることが一番おもしろいなと思ってます。(そのタイミングで現金があれば、、ですが💦)

まー、これはどっちに転ぶか全く分かりません。

対策は次の通りです。

アグレッシブプラン

上記で上げた金融機関が、踏ん張りきれば今回の危機は免れるかもしれません。FRBは巨額の資金を市場に注入することを発表しましたが、日銀はECBは、もはややれることがあまりなく、今のところパッとした対応策が出ていません。せいぜい、自分たちの買い入れ額を増枠するくらいでしょうか。これ以上マイナス金利を深堀りすると、既に倒産寸前の銀行の寿命が短くなります。

仮に、本当に連鎖的に金融機関が倒産し始めると、正直笑い事ではなくなると思います。東京オリンピックの延期など、暗いニュースもある中、日本中がお葬式ムードになるんじゃないでしょうか。

そんな中、もし、果敢に攻めるのであれば、とにかく空売りです。空売りしやすい銘柄は、やっぱり日本株でしょうか。既に結構下げていますが、危機が起きれば、まだまだ下げ余地はあると思います。

そこで軍資金を作った上で、底値近辺で株を買い直します。株は、経済が動いて、世界の人口が増えて、技術革新が続く限り必ず上がります。なので、なるべく安値で書い直したいところです。

ただし、今は総悲観で売られまくってますが、ちょっとした材料でガツンと値段が戻る可能性があります。そうすると、レバレッジをかけてしまっている場合は一気に損切り、ということになりかねません。また、底だと思った金額から、さらに下がる可能性もあります。下げも最後の下げが一番強烈ですので注意が必要です。

あ、間違っても、円高を狙って、ドル円ショートなどを仕掛けてはいけません。僕はこれで既にやられました(泣) 3/12は、株が暴落しているのに、何故か強烈な円安でした。 既に株と円の相関はなくなっています。(どうやら、昨日はドル不足の懸念から買い戻しが発生したらしいです)

さらに、日本の金融機関が連鎖倒産すると、「悪い円安」が来る可能性もあります。ちょっと、ドル円の動きは全く素人には読めない展開かと、、。

ディフェンシブプラン

とりあえず、現金を確保しておいて、株が大きく下落したタイミングで株を少しずつ買っていく、という感じではないでしょうか。

既に起こっている今回の暴落で、金融崩壊の準備は出来たと思いますが、次の引き金は誰が引くのかわかりません。ドイツ銀行か日本の金融機関か、はたまた、アメリカ発かもしれない。脆弱なのは、日、欧、だと思いますけどね。。けど、こういうのは読みすぎると、間違います。結局、僕は世界の1%も理解してませんので。

色々書きましたが、トレードするなら、思い込みが一番やばい相場です。ここで安いとか、ここで高いとか、あまり関係ないと思います。指値注文にちゃんと損切り入れておく、ということしか実際は出来ないです。

僕の選択は・・・?

基本的には、ディフェンシブプランです。

ただ、こんな相場でも自動売買は好調なので、とりあえず今まで通り、自動売買は走らせつつ、株ショートも勝負していきたいと思います。

とはいえ、もう相場恐ろしすぎるので、10万円を軍資金に海外ブローカーのゼロカットシステムを前提に勝負してやろうかと。

今回の怖いのは、戻しです。エリオット波動のA波?というのでしたっけ。ショートカバーが発生してくると思うので、ドカンと値段が戻すと思います。

ただ、あまりにロング勢が多くて、損切りとショートカバーが相殺されて、大して値段が戻らない可能性もあるのかな、、とか思ったり。日本人は買い越しらしいですし。

まー、わかりませんが、まずは口座に残っている以前破産した口座に残っている笑、2万円で遊びつつ、チャンスとわかれば、10万円ほど入金して勝負したいと思います。もちろん、海外ブローカーのゼロカットが必須ですね。

以上です。とりとめもないですが、この相場で10万のリスクで100万を儲ける、くらいのことはしたいな、、と思います。10万なんてすぐ吹っ飛びますけどね💦

追記:

方針決めました。今回、Gem Forexという怪しさ抜群のブローカーを使ってみます。なんと、100%入金ボーナスがあるそうなので、予定では、25万入金で50万の証拠金で勝負したいと思います。

NIKKEI225 cashを約100枚~300枚程度買う予定です。含み損が25万を超えたら一旦損切りして、少し引きつけてから再度チャレンジします。25万のリスクで2~3回勝負。利益は50万~100万を目指します。15000円割れて、歯止めが効かなくなったら、100万も取れるかもね。リスクリワード1:4の勝負ならいいでしょう!