最近、キャッシュレス化を政府がゴリゴリに推し進めようとしている。
目についた記事だけは、政府がポイントで還元するとか、ポイントで給料を払えるようにするとか。
キャッシュレスは、消費者にとって、確かに便利かもしれない。
一体、目的は何なの?と思ってぐぐるとこんなことを書いているページがあった。
キャッシュレス推進は、実店舗等の無人化省力化、不透明な現金資産の見える化、流動性向上と、不透明な現金流通の抑止による税収向上につながると共に、さらには支払データの利活用による消費の利便性向上や消費の活性化等、国力強化につながる様々なメリットが期待されています。
なぜキャッシュレス化を国は進めようとしているのか - 銀行員のための教科書
うーん、本当なのか?
- 実店舗の無人化省力化は、確かに理想としては素晴らしいんだけど…
Amazon Goみたいなバリバリの店を政府として広めたいと思ったとしても、それは民間の技術に依存しすぎてるから違う気がする。JRもAmazonGoな店をやるらしいけど、1度に3人しか入れない、とかいうしょぼい状況。Amazonも何年間も開発し続けてるみたいだし、そう簡単な話ではなく、政府が出る幕ではない。
「不透明な現金を見える化」するというが、現在、不透明な資金は今後も現金で残り続けるから何も解決にならない。
流動性の向上は少しはあるだろうけど、ちょっと便利になるくらいのレベルじゃないか?別に金塊を持ち歩いている時代じゃないんだし。
支払いデータの活用というが、カード払いにしたところで、個人情報なんて店舗側は得られないから何を言ってるのかわからない。
キャッシュレスで消費の活性化??国民を馬鹿にしてんのか?
ということで、まったくもって意味不明です。
政府はハイパーインフレをいよいよ想定している
私が思うには、おそらく、ハイパーインフレになったときの対策でないかと。
例えば、1000円で買えていたものが、100,000円になる、とか、野菜を買おうと思ったら1束10,000円必要になるとか、そんな状況になると、現金を持ち運ぶわけにいかなくなる。
おそらく、ちょっと飲みに行こうかなーというくらいのシチュエーションでも、んー、100万あったら足りるかな?みたいな風に考える必要がある。
二次会で、仮にキャバクラにでも行ったら、下手したら500万とか、1000万必要、みたいな状況になる。そうなったら、リュックに現金詰め込まないと!
その時に、確かに、キャッシュレスが進んでいたら便利だ。キャバクラに行くたびに1000万持ち歩く、みたいな状況を避けられる。3人で行ったとして、333万ずつの割り勘するときも、LINEペイみたいなものが普及してれば、スマホひとつでできる。
ハイパーインフレなんて起こるのか?
1000人いたら、999人は、「んなこと起こるわけがない」と思ってると思うし、それが正常な思考だ。
ただ、日本銀行と、政府が行っている金融政策は、理論的には、ハイパーインフレをわざと起こそうとしている政策であることは間違いない。
2014年から行われている金融政策は、「異次元緩和」と呼ばれているが、まじで「異次元」なので、別の世界になってしまうクラスの緩和を実施しているのが現状だ。
最近は、そんな話すら、忘れてたんだけど、私が学生時代に著書で勉強していた、藤巻健司さんのTwitterを最近フォローしはじめて、そういえば、ハイパーインフレやばいよなぁ、、と再び思い出すようになったわけだ
こちらの、実践金融マーケット集中講義、という本が名著なのでおススメ。金融の仕組みがわかる。
モルガンの東京支社長や、ジョージソロスのファンドのアドバイザーなどをやられたのち、政治家に転身した金融界のエリート中のエリートという方。
Twitterを見ると、最近はずーっと、ハイパーインフレについて書かれている。もう避けられないレベル、という感じかな?
ちなみに、だからといって、「いつハイパーインフレになるか」は誰にもわからない。そういう相場の予想は、天気予報とか地震予報みたいなもので、不確実性の中での分析なので、確率論でしかない。Twitterを見る限り、藤巻さんは比較的早めに来るんじゃないか、という主張をしているくらいでいつかはわからないと言っている。
別の著者は、2030年~2040年あたりが怪しい、とこの本で記載している。
※こちらは、元日銀の、政策委員会審議委員の方。緩和に反対し続けてる木崎委員ではなく、別の方ですよ笑 そんな方でも、13000%を超えるハイパーインフレが10~20年後にやってくる、と言ってるような状況。やばいね。
なぜ、国はハイパーインフレにしたいのか?
ハイパーインフレになると、紙幣が紙くず同然になる。1万%以上がのハイパーインフレとも言われてますが、そうだとすれば、今の1万円が1円の価値になるということ。
ただ、紙幣が紙くずになるということは、実はうれしい側面もあって、「借金もほぼなかったことになる」。今、1000万円の借金を抱えている人は、1万%インフレなら、現在の貨幣価値に換算すれば、たった1万円の借金になる。ちなみに、1000兆円以上の借金を抱えている日本は、借金を1兆円レベルにまで減らせる。もちろん、政府はインフレに強い株や外貨を大量に持ってるので、1兆円なんて、一瞬で返済可能になる。
株や外貨をたくさんもっているけど、借金がたくさんある、という日本にとって、ハイパーインフレというやつは最高なんですよね。ハイパー超都合がよい。
政府的には、「Hインフレは政府的には最高だけど、そしたら、国民さんが現金持ち歩くの大変だなぁ。よし、電子マネーで生活できるように、手なずけておこう」くらいのことを思ってるんじゃないだろうか?
消費者サイドも大変ですけど、店舗は相当やばい。
「今日の売り上げ、11億5千万でした!ただ、現金が538万合わないのので計算しなおします!(2時間くらいかかります!)」とか、どんな苦行笑
多分、その辺を想定して電子化を進めたいんだろうな、と思う。
まとめ
ということで、ハイパーインフレは、早い説で2020年代のどこか、遅い説で2040年くらいまでにくるわけなので、もし早ければ、10年もない危機迫った状況になっている。
その時までに、キャッシュレス化を進めて、国民に負担がこないようにしておきたい、というのが国の本音だろうと思うのは不自然かな?
だって、ハイパーインフレを意図的に先導しているのは国家なんだから。。。
ちなみに、個人としての対策は?
日本円が紙くずになるということは、日本円を別の通貨や資産に変えておくが大事だ。
ただ、株は正直、すでに高値圏に来てしまっていて、最近も、きな臭い動きをしているので今はおすすめできない。
別に株を買ってもよいけど、2018年10月時点で、すでに1日に800円を超える暴落が2度起きている。そろそろやばいんじゃないだろうか。
となると通貨だろう。
通貨となると、外貨預金などを考える人がいますが、手数料やレートで大幅に損するのでやめたほうがよいです。
もっともよいのは、なんでもいいから、FXの口座を開いて、金利がプラスにつく通貨(アメリカドルがおすすめ)を買っておくことです。
購入して放置してもよいけど、もっとよいのは、売買して少しずつ資産を増やすこと。
それが自動売買であり、このブログのテーマ。
このあたりの口座を開設して、適当にドルを買うところから始めたらよいと思う。別にOandaでなくてもよいけど、自動売買をやるなら、Oandaがまぁ無難な選択肢になる。
OANDA JAPAN 口座開設
そして、もし、自動売買ツールも買うならば、私の売買成績(週報)でもみて、成績のよさそうなものを買ってみてほしい笑
最近のおすすめは、やっぱり、無敗記録更新中のこちらかな?
掛け金にもよるけど、毎週1~5万円の範囲で稼いでいってくれている。
最後のは蛇足です。
FXで売買をたくさんやることは、どちらかというと「投機」になるので、好き嫌いがあるけど、今更、この相場で株でスケベ心を出すよりかは現実的だと思う。
株は、もっと劇的に下げる時が来るまで買わないほうがよいです。
いくら、というのはわからないけど、日経なら2万円割れて、1.5万とかくらいから、ナンピン買いかな。史上最安値くらいまで見込んで7000円くらいまで下がることを想定してどんどん買えばよいかな、というイメージ。
その時に、すぐに引き出せるのが現金に近いFX。株が劇下がりしたら、FXの資産を抜いて、株に突っ込む予定です。
50万でも、100万でもいいから、資産運用は始めてみることが大事です。