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(ほぼ)放ったらかしで月利3%を目指します。

住民投票の非合理性と解決策のアイデア

Brexitに関して、元オアシスのノエル・ギャラガーの発言が色んな意味で面白かったです。

 

抜粋すると次のような発言です

なんで国民なんかに決めさせようとするんだよ? 国民なんてのは99パーセントが豚のうんこくらい頭悪いんだぜ

毎晩テレビに政治家が出演してはこれがいかにイギリスの運命を永遠に変えてしまうかもしれないファッキン重要な決断だってあーだこーだいってるんだけど、俺としてはだったらおまえら政治家がファッキン国の運営と決断をするっていう金をもらってるだけの仕事をなんでしっかりやれないんだよっていいたいよ

 

ファッキン最高です。

 

ノエル・ギャラガー、EU離脱の国民投票について「投票するかは当日の朝決める」と語る (2016/06/23)| 洋楽 ニュース | 

 

 そしたら、こんなニュースが後日流れてきました。

 

Googleは24日、英国で検索回数が多かった関連ワードを明かした

・最多は「EU離脱は何を意味する?」で、2番目は「EUって何?」だった

・多くの英国民が意味を理解せず、ネット検索に答えを求めていた可能性がある

イギリス国民、国民投票の意味理解せず? 「EUって何?」との検索も - ライブドアニュース

 

ノエル兄さんの言うとおり、多くの国民がよくわかってないままに投票したということなんでしょう。

 

他にも色んなニュースで、大卒レベルの知識階級はEU残留に投票し、低所得層が離脱に投票したと言われてます。他にも若者は残留に、年寄りは離脱に、などの二項対立もあったようです。

 

思い出されるのは、2015年に大阪都構想を問うた大阪市住民投票です。こちらも、同じような構図だったと言われています。裕福な区や若者は都構想賛成、貧しい区や老人は反対。

 

都構想の決着が着いた時、橋下さんが「民主主義は素晴らしい」と言ったような発言をしましたが、あの言葉に私はすごく違和感を感じ、今回のbrexitでも同様に違和感を感じました。

 

非合理性と民主主義のバグ

 

一般的に多くの人は、合理的な判断が出来ません。人が目先の利益を優先して、長期的な利益を取れないというのは、多くの心理学の実験で明らかにされています。

 

その非合理性をつく選挙活動こそ、民主主義のバグをハッキングしている行為なんじゃないか、と思うのです。大衆先導、ポピュリズムなど、色んな言葉がありますが。

 

私が思うに、住民投票で次のような要素を含む判断を問うのは難しいのではないでしょうか?

  • 短期的でなく、長期的な判断
  • 単純でなく、複雑な判断
  • 影響が限定的でなく、広範囲に及ぶ

これらが全てが必要条件ではないと思いますが、民主主義ならではのバイアスがかかった投票結果になりえると思います。合理性から乖離させるバグです。

 

もちろん、「住民投票で合理的な判断を求めるのは難しい」という命題が成り立つからといって、「間接民主主義(政治家が判断する)なら全て合理的な判断が出来る」というのはこれまた真ではありません。

政治家は少なからずの利権や偏った期待を抱えて当選するケースが多いからです。

 

直接民主制にせよ、間接民主制にせよ、民主主義といのは常にバイアスを抱えており、合理的な判断を続けることは難しいと思うわけです。

 

 

このバグを解消するには、有権者を選定するハイブリッド型民主主義

あくまで思いつきのアイデアですが、一定のバグの因子を排除した集団にのみ投票券を与えることで、このバグを緩和できるんじゃないでしょうか。

事前に有権者に心理テストなどを行い、「合理的な判断ができる」と判断された人だけが参加できるような住民投票のシステムにならないもんでしょうか、と思います。

 

 

運用イメージですが、

・「合理的でない判断をする」という因子を事前の心理テストなどで排除する。

 (当然、テストは政治的主張を一切関係がないテストで、就職活動の時の心理テストのようなもの。)

・一定の基準をクリアした人の中から、性別/年齢/地域/職業などがある程度均等になるようにランダムサンプリング。全体の30%くらいになるように有権者数を調整する。

・テストは数年に一度、参加任意で実施してリストを更新する。

 

別にIQが低くても、社会的地位が低くても、投票に参加する意欲があって、合理的判断ができる思考ができる人ならば誰でも参加できるようにしたらいいと思うのです。逆に言うと、投票券というのは、そのくらいの基礎的な思考力がある人じゃないともらう権利がない、ということです。

 

そうすれば、「自分で考えずにニュースの意見に全て流される」ような人や、「偏ったニュースに違和感を抱かず素直に信じる人」とか「意欲がなくて情報収集しない人/投票に行かない人」をある程度排除できるんじゃないでしょうか。

 

さらに、年齢や地域などで格差が生まれにくくなりそうです。

 

そうすれば、「文句があるなら立候補すればいい」というのでなく、「文句があるなら、投票券を勝ち取って投票すればいい」となるくらいに一票に重みを含ませて欲しいなぁと思った次第です。

 

まぁ、そんな客観的な心理テストを作れるかどうかもわからないし、歴史的に「民主主義は民衆が勝ち取ったものだ」からそれを取り上げるような行為は反感しか生まないのかもしれません。

 

 

以上、民主主義のバグを取り除くシステムの思考実験でした。

 

 

 

ダイエット始めました

とりあえず、ダイエットをはじめてみました。

 

とりあえずルールを書いておきます。

基本は、カロリーのインプット<アウトプットになるようにすることが目標です。

 

インプット系

 

(1)間食禁止

 今まではちょくちょくお菓子を間食してました。それでも、仕事上の試食などは惜しまず食べます。(食べないといけない・・・)

 

(2)インスリンを上げない食生活

空腹感というのは、血糖値が大きく影響します。血糖値が高い状態が満腹状態、低い状態が空腹状態です。血糖値を下げる唯一のホルモンがインスリンです。急な血糖値の上昇があった場合、血糖値をさげようとインスリンが大量に分泌されるのです。

 

インスリンが血糖値を下げると、脳はまた空腹を感じ始めます。いくらカロリーを摂取してようとあまり関係ありません。ハイカロリーなスイーツを食って、血糖値あげて、インスリン出して、また腹減ってカロリーを摂取するという悪循環です。すぐにオーバーカロリーです。

 

大切なのは、空腹感とカロリーはあんまし関係ないということです。

だからついつい食べ過ぎるのです。

 

それを防ぐ簡単な食事方法は

①サラダなどの繊維系から食べて糖質(ご飯やパン)は最後にする。

②沢山噛んで、ゆっくり食べる

です。

 

そうやって、血糖値の上昇カーブを緩やかにする≒インスリンの過剰な分泌を抑えることによって、満腹感を持続させるのです。

 

ちなみに、血糖値が高い状態が断続的、習慣的に続くと糖尿病の怖れが出来てますのでダイエットしてない人も血糖値には注意が必要です。

 

 

くわえて、ご飯は1杯弱までに抑えておかわり禁止です。

食事は、朝・昼・夜と普通に取ります。但し、朝はバナナかオレンジか、バランスパワーです。いずれもお腹一杯は食べません。

 

インプットを抑える方法はこのくらいです。お菓子をやめるのが一番大事ですね。

 

アウトプット系

次はアウトプット;カロリー消費の方です。これがインプットを上回らければ痩せっこありません。

 

(3)2日に1回は1時間以上走るか歩くかする

 

はい、これを続けるのが一番しんどいです。そこで、私が見つけたのがIngressという陣取りのスマホゲームです。都市部の人の方が楽しめるゲームなのですが、田舎でも場所によっては楽しめると思います。

 

ゲームの詳細は省きますが、ジョギング&ウォーキングにゲームを取り入れることで、ジョギング中に「もう早く終わりたい」と思うことから「もうちょっとやってから帰ろう」に変わりました。30分だけ、が1時間になりました。

 

遊びを取り入れるってすごい大切だなぁと思った次第です。

 

(4)スクワット+腕立て

太ももの筋肉量は身体の中で一番大きいから、基礎代謝をあげるのには、スクワットが一番効果的だとどこかの記事で読んだことがあります。

 

といっても、私がやってるスクワットが軽いもんです。

風呂に入った時、シャワーがあたたまるまでの時間に、だいたい35回〜40回やるだけです。あんまし意味ないかもですが、やらないよりマシだと思ってやってます。

 

腕立てはジョギングに出る前に2セット〜3セットやってます。こっちの方がきついかな。

 

(5)スレンダートーン

 

ここに来て、文明の利器を使います。ショップジャパンのお安いEMS機器のスレンダートーンです。怪しさ満点ですが、ライフスタイルにあえば結構いいんじゃないかと思ってます。

 

私は運転中に腹に巻いて、ヴィーンヴィーンとやってます。意識的に腹筋を入れると結構効いてきます。

 

 

とりあえず自分で整理することも含めて書き出しました。

 

brexitの投票速票

殺人まで引き起こした世紀の住民投票"Brexit"の状況が凄まじいです。

 

ちなみに、何故"Brexit"というかというと、“Britain” and “exit”の省略だそうです。イギリスがEUを離脱するかどうかの住民投票ですね。

 

いくつかの速報記事を書いておきます。

BBC referendum 日本時間11:21@6/24

f:id:keiji_kc:20160624112017p:plain

 

 

SBIのFX速報では「離脱が優勢度を高めてきてる」

 ドル円は104円を割り込むと、103.30円台まで下押す場面もあったが、104円前半にすぐ切り返すなど、ジェットコースター相場と化している。ポンド円も145.33円と年初来安値を更新したがすぐに147円後半に戻している。英国民投票は全382地区のうち41地区で開票が始まっているが、イングランドウェールズなど南部地域の開票が進むにつれ離脱が優勢度を高めてきている。現時点全体で離脱53.7%に対し残留は46.3%。離脱支持は南部中心に24地区、残留支持は北部中心に17地区となっている。 (06/24 10:21)

ジェットコースター相場の様相だそうです。素人が入れる相場ではありません。読みと違う途中結果が出たら損切りも約定せずに破産しかねません。

 

ちなみにFX各社ともボラティリティが激しすぎて主要なクロスポンド(ポンド円

やドルポンド)は取引制限中です。

 

お取引制限実施のお知らせ

英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う、国民投票の実施までわずかとなり、ポンド・ドルの1カ月物インプライド・ボラティリティ(IV、予想変動率)は28%台、対ユーロでも26%台で推移しており、2008年以来の高水準に急上昇しています(2016/6/14時点)。金融市場の緊張感が高まる中、ポンドのインターバンクにおける流動性の極端な低下や、相場の急激な変動によって、当社の配信レートもマーケットに応じたかたちで止むを得ずスプレッドが拡大する可能性や、プライスの提示が困難となる可能性があります。(※)また、お客さまの注文価格と約定価格にかい離(スリッページ)が生じる可能性および、ご注文が成立しない可能性もあります。当社といたしましては、金融商品取引業者としてのリスク管理の観点からも係るマーケットリスクを勘案し、以下の期間、一部お取引に関して、取引に係る制限を実施させていただくこととなりました。お客さまにおかれましては、以下の内容をご確認いただきますようお願いいたします。 なお、FX取引以外の金融商品への影響も考えられることから、金融市場の動向もあわせてご留意くださいますようお願いいたします。

※<6/22追記>
2016年6月23日の英国国民投票日ならびに24日の発表日の全取引時間帯(同月23日(木)午前6時00分~25日(土)午前5時30分)について一時的に広告表示スプレッド値の適用対象外とさせていただきます。また、相場状況次第では、適用対象外とする期間を延長する可能性がございます。

 

ポンドドルも凄まじい相場です。WSJより。

f:id:keiji_kc:20160624104121p:plain

 

途中結果が出て離脱が優勢と報じられた時に一気にポンドが売られたようです。

 

twitterbbc referendomで逐次結果がわかりますけど、何が織り込み済みで、何がサプライズかわからない。こういう時は、為替を見るのが大勢を見るのに一番いいですね。

 


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離脱で決まりました。

直後のユーロ円5分足。110円を割ったらもう少し下で推移しそうですね。ただ、どんな影響が出るか予想しにくいと言われてますので、しばらくはボラティリティ高めで推移しそうです。

 

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ちなみにSBI FXのコメントも世も末感が半端ありません。

ドル円暴落、目先の価格帯でオーダーは見当たらず

06/24 13:36


 ドル円は99.02円まで急落後、101円半ば付近で推移。値動きが恐ろしく荒かったことから、目先の水準で観測されているオーダーは見当たらない。ユーロドルやポンドドルでも同様である。

(谷口)

 

ひー

 

集中力を高く保つためにリピートタイマー付腕時計&Doing Listの最強コンボを紹介します

集中力を高く保ちたいと思っても、ついつい脱線してしまう弱い心の持ち主、keichangです。

 

そんな私が長年の試行錯誤の結果辿り着いた、集中力を高いレベルで維持する方法をご紹介します。

 

とってもシンプルな管理方法で、主なルールは2つだけです。

①オートリピートタイマー(バイブ機能)付腕時計で30分毎に通知

②Doing Listで「今やるべきこと」を認識し続ける

 

順に説明していきます。 

①オートリピートタイマー(バイブ機能)付腕時計で30分毎にバイブを鳴らす

 

まずは、時間を区切ることです。あまり細かすぎても大変なので、30分毎くらいがいいと思います。ただ、30分で区切ろうと思っても、気がついたら過ぎていますし、いつの間にか時間を気にしなくなるもんです。

 

そこで役立つのが、バイブ機能で一定時間ごとに時間通知をしてくれる腕時計です。色々探して、恐らくこれがベストです。

 

オートリピートタイマー付腕時計[カシオ]CASIO 腕時計 RFT-100-1JF

 

サッカーのレフリーに評判だそうです。あの西村審判も使ってます。7000円弱で変えます。職場で使うのにこのデザインはどうかな〜と思いますが、思ったより大丈夫です。仕事中だけなので我慢してください。

 

(ちなみに、必要な要件を満たす時計はカシオではこれだけです、SEIKOにはありません。問い合わせて確認しました。)

 

30分毎にブーブーっとバイブがなるように設定します。これで集中力が切れている自分を集中の世界に引き戻します。

 

そして、もう一つやること、それは「今何やっているのか」をメモするDoing Listの運用です。

 

②Doing Listで「今やるべきこと」を認識し続ける

Todoリストを管理されている方は多いと思います。TODOリストがあれば、今日何をやるべきか、こういう順番で仕事をこなしていこう、と計画をたてることが出来ます。

 

しかし、私からすればTODOリストは理性に頼りすぎです。私のように弱い心の人間はTODOリスト通りに動けません。タスク管理で有名な手法のGTDとかありますけど、気持ちが相当強くないと続きません。

 

私のような弱い理性の持ち主をサポートするのが「Doing List」つまり「今何をやっているのか」を常に認識するためのメモ書きです。

 

割り込みタスクで作業が中断される、といったことはありませんか?

 

例えば、資料Aを作っている途中に調べ物をしている時に、別の優先度の高い情報に接して、そっちの作業にちょっと手を出してしまう、もしくは、そっちのことを考えてしまう。

 

あるいは、資料Aを作っている途中に、誰かから「これやって」と依頼される。すぐ終わるしやってやるか、と思って5分中断して依頼をこなす。そして、資料Aの作業に戻った時に何故か集中力(作業スピード)が戻らない

 

当初の見積もりでは1時間くらいで終わるはずだったのに、2時間以上かかってやっと作業が終わる・・・。

 

私にとっては、オフィスワークのあるある話です。

 

Doing Listは「今やるべきこと」を書くだけ

 

そんなあるあるを防ぐのがDoing Listです。書き方は単純です。昼休み明け、13時に、次のように書くとします。

 

13:00 - 顧客リストをセールスフォースに入力する(1時間)

 

しかし、仕事に誘惑はつきもの。次のようなことが発生します。

 

リスト入力が波に乗り出してきた頃、その時入力中のA社がもうすぐ引っ越しだと言っていたことを思い出す。急いで御祝いの花を発注しとかなきゃ!

 

そんな時のNGな対応例は次の通りです。 

あ、御祝いの花を発注しとかなきゃ、と思って、総務に相談したりどんな花があるか自分で調べだしたりしてしまう。しまいに脱線して、平均予算や隣の人に相談しはじめたりする。

 

こんなことをやっていたら、セールスフォース入力作業は終わりません。 

Doing Listを使った対応はこうなります。

 

「A社の御祝い対応」というメモをDoing Listの次の対応予定のところに書いて一旦忘れる。

 

その時、Doing Listはこのようになります。

 

13:00 - 顧客リストをセールスフォースに入力する(1時間)

 

Next to do:

          - A社の御祝い対応(←追記)

          -

  

こう書いてしまえば、一旦A社の対応を忘れることが出来ます。そして、セールスフォースの対応が終わった1時間後に花の対応をすればよいのです。

 

もちろん、オフィスで働くと強制的にすぐ対応しなければいけない案件も発生します。メンバーからの口頭相談や、電話対応、来客対応などがあります。そんな場合も、対応が終わったらDoing Listを見ます。そして、元やっていた作業に意識を戻します。

 

ちなみにDoing Listを書くのに最適なのはこちらのB7サイズのノートです。

 

B7はポケットに入るサイズなので、常にポケットに忍ばせておくか、机の上においておきます。

1冊70円程度なので惜しげなく使えますし、会社や自宅、カバンに数冊ずつ、忘れたとき用にストックをおいておくのも大事です。無駄にゴツくて高いモレスキンなんて必要ありません。小さくて安くて、書きやすいコクヨB7が最高です。

 

Doing Listの運用&オートリピートタイマー腕時計のコンボは最強

 

Doing Listは強力なツールなのですが、運用をはじめて見ると、案外メモを付け忘れがちになります。だいたい書き忘れる時は、集中力が途切れている時か、忙しい時です。そんな時こそDoing Listが必要なのにも関わらず、です。

 

その時に、効くのが上で紹介したバイブ&リピート機能付腕時計です。30分経過毎にDoing Listの世界に自分を戻してくれます。そして、30分毎に今やってることを再認識していくのです。

 

そうすれば、作業の脱線を防いで、常にDoing Listに自分の行動を支配させることが出来ます。

 

このコンボは最強です。強制的に生産性を高めます。

 

Doing Listで今やるべきことに認識を集中させて、バイブ付腕時計でDoing Listの世界に自分を引き戻し続ける。これで生産性アップ間違いなしです。

 

集中力を高めたい方にぜひぜひオススメです。

 

 

舛添さんが辞めたタイミングは見事なまでに最悪

"Why are they yelling? Who's listening to them?"

"なんで彼ら叫んでるの?誰も聞いてなくない?"

 

私がアメリカ人の友人と、某地区の選挙期間中に街を歩いているときに聞かれた質問です。

 

その時の情景は・・・
日曜の昼下がり、閑散とした住宅街で、一人マイクで叫び続ける選挙カー。たまに人が歩いても、迷惑そうな顔で視線をそらすだけ、という感じでした。

 

選挙期間中の日本でよくある光景です。

 

 私の隣で歩くLAからやってきたパツキンのチャンネー(←友人)から、上記の質問をされた時、とても恥ずかしい気持ちになりました。

 

「日本では選挙活動はああやってするんだよ」といった答えたら、鼻で笑われましたよ。ワーオ、と。

 

選挙カーサブリミナル効果と一緒?

 

選挙カーってなんなんですかね。名前を叫んで、無理やり記憶させて、投票させようなんて、発想はサブリミナル効果と同じじゃないですか。

 

百歩譲って、街頭演説はいいですよ、聞けば政策の中身がわかるから。けど、選挙カーは悪意すら感じますよ。The 近所迷惑。 

 

 

この話をふーん、と思ってよんだ皆さん。そんな皆さんに朗報です。

 

2020年、東京オリンピック観戦に都内に行けばお手軽に味わえます!

 

現在、都知事選の日程が7月31日もしくは8月7日で調整されているようです。

都知事の任期は4年なので、次の選挙は2020年の同時期。
オリンピックは2020年7月24日〜8月9日です。

どっちにしても見事にかぶります。

 

恐らく、歴代最多の外国人が観光を楽しんでいる東京の町中で、マック赤坂さんやドクター中松さんはじめ、候補者の皆さんがご自身の名前を大音量で連呼するのです。たまりませんね。

 

 

舛添さんも粋なことをしてくれるもんです。この恥ずかしさを1000万人の東京都民に味合わせるとは、日本の選挙活動への強烈なアンチテーゼをしてくれたんじゃないでしょうか。

 

また、行政の方にとっては、50億のカネが動く一大イベントの選挙と、世紀のイベント、オリンピックを同時開催ということで、相当大変な思いをするでしょう。今からお疲れ様です、と言ってあげたい気分です。

メディアはオリンピックと選挙のどっちを優先するんでしょうね。

 

候補者にも、行政にも、有権者にも、デメリットしかないドンピシャのタイミングですね。2020年の東京はきっとカオスそのもの。面白くなりそうです。

 

にしても、舛添さんも粘るなら、後2ヶ月くらい粘るか、どうせ辞めるなら後1ヶ月早くやめるかしてくれたらよかったのにね。

 

 

伏線の美しい映画の悦を右脳が欲してる

映画という2〜3時間の枠の短い枠の中で観客を楽しませるには「伏線とその回収」がとても大切だ。

 

序盤に貼られた回収を映画の盛り上がりのピークで美しく回収させること、おそらく映画監督や脚本家の一番の腕の見せどころじゃないだろうか。

 

でも、残念ながら大概の伏線はクソだ。つまり大概の映画はクソなのだ。

大風呂敷を広げて回収しきれてない映画もあるし、論点のずれた伏線を無駄に貼ってしまうことで焦点がぼける映画もある。張ってる伏線があまりにどうでもいいテーマだというのもよくある。

 

私が感じた素晴らしい映画を二つあげよう。

HANABI

言わずと知れた、北野たけしの作品である。これは素晴らしい。なんといっても、最後のシーンだ。最後、「HANABI」の音のなったその瞬間に「HANABI」というタイトルと映画のシナリオ自体が全て繋がる。それまでのシナリオ全体が伏線なのだ。「音」でこんなに感じさせる映画は他に私は知らない。海外で結構評価されていたように思うけど、外国人にこの哀愁が果たして理解できるのだろうか。思い出すだけで鳥肌が立つ。バーン。(とても暗い映画ですよ。私が見たのは15年前の若かりし頃。。)

②GATTACA

宇宙飛行士を目指す兄と彼の不正を追求する刑事の弟が、終盤のシーンで兄弟で遠泳競争をするシーン。ここが間違いなく、ガタカの一番の名シーン&名セリフです。日本語に翻訳するんじゃなくて、英語で読むべきセリフです。このシーンの日本語字幕は言葉足りず過ぎる。以下の約は私がちょっと改変してます。

 

弟:Vincent, How are you doing this? how have you done any of this?
訳:ヴィンセント、どこまでやる気だ?どこからそんな力が…。
 
弟:We have to go back.
訳:もう戻ろう。
 
兄:It's too late for that. We'er closer to the other side.
訳:もう遅いさ、戻るより向こう岸の方が近いぞ。
 
弟:What other side? You wanna drown us both?
訳:馬鹿言え、二人で溺れ死にたいのか?
 
兄:You wanna know how I did it? This is how I did it, Anton. I never saved anything for the swim back.
訳:俺がどうやったか知りたいだろう?あの時(初めて遠泳に兄が勝った時)もそうだった。戻ることなんか考えないで全部の力で泳いだんだ!

 

そして、ヴィンセントが弟を抱えて見上げる星空(宇宙)。ここのシーンに物語の全てが込められている。この映画は、このシーンのために作られてるんじゃないかと思うくらい美しいシーン。映像のセンスといい、音楽のセンスといい、最高すぎる映画だ。

 

HANABIは強烈な印象が最後に凝縮された作品だけど、繰り返し見ようとは思わない(見る必要が感じられない)のに対して、GATTACAは私にしては珍しく3、4回見てる映画だ。映画全体がなんとも美しい。

こういう素晴らしい映画を見ると、右脳がビビビッと感じる。そして見終わった後、悦に浸れる。あぁええなぁ、と。

 

ちなみにこの監督、アンドリュー・ニコルさん、昔々に作った「トゥルーマンショー」と「Gattaca」は素晴らしいが、その後の作品は今ひとつ。(彼の作品全部は見てないけど、TIMEは残念だった。なんだか、コンセプトはオモシロイんだけど、彼の悪いところ(詰めの甘さ)が大事なところで全面に出ちゃってる。多分予算内にまとまりきらず、制作側が強制的に終わらせた映画だろうと思う。ハリウッドではよくある話らしい。)

 

 

最近ハイレベルな映画に出会わない問題

問題は、最近こういうハイレベルな映画にほとんど出会わないことだ。もっと新しい映画を紹介したいのにぱっと思いつかない。私が見れてないだけかもしれないけど。

 

ちなみに、最近だと、クリストファー・ノーランの映画は大好きだけど、けどけど、どうも最後の最後に、余韻が心に突き刺さってくる感じがない。いや、シナリオはとてもよく出来てるし見応え抜群なんだけど。

彼は頭もセンスもとてもいいし、天才的にいい映画を作るんだけど、頭のいい人がパズルを組み立てた感が出ちゃってるというか、テクニックに走り過ぎてる、という感じがあって、クロサワ映画にあるような何か大切なものがかけてる気がする。最近のハリウッドが生み出した天才職人っていう感じ。

 

右脳にびびっときて、見終わって悦に浸れる映画に出会えない問題については、もしかしたら自分が年をとったせいなのかもしれない、とも思う。いうても、だいたいの映画ストーリーはもはやパッケージ化されてるし、沢山の映画を見てきたことで、なんとなく先が読めてしまうようになって伏線に感動しない体質になってるのかもしれない。

 

でも、それでもそれでも、びびびっと来る映画をみたいなぁ。

 

もし人生をやり直せたら?という問いは案外有用

たまに夢想にふけって、あの時こうしていれば、と考えることがある。

10年経ったからわかることが沢山あるのだ。

大学生の頃、さっさと留学して英語をマスターすべきだったとか、それを強みにインターンシップすべきだとか、サークル活動すべきだったとか、そしたら、こんな将来が開けたたはずだったとか。

そんな完璧な人生最高やなぁと実現しなかった過去に思いを馳せつつ、30過ぎたの自分の足元を見ると愕然とする。なーんもできてないやん、と。

 

未来から過去を見るという思考方法

でも、あの時こうだったらなぁ最高やったのになぁ、と同じテンションで、十年後の自分に今の自分に対して「あの時ああだったら最高やったのになぁ」と語らせるとウジウジ思考から一気に未来志向になる。

まるで十年後の自分が、うじうじ今の自分に文句を言っているかのようにオッサン自分が今の自分がこうなったら最高やのになぁ、というのを語るのだ。すると、「あ、これ今できるやん」と気づく。

あの時ああだったらなぁ、とウジウジ考えることは、実は未来から逆算して思考するトレーニングになっているのだ。

Make yourself future oriented.