普段、あまりクロス円とドルストレート以外のEAは動かさないのですが、最近、AUD/NZDの通貨ペアのEAを動かしているのでメモです。
通貨ペアの1pipsあたりの収益が違うと、ロット配分がややこしくなるよ、というお話です。
例えば、ドル円を1Lot(10万通貨)でトレードすると、1pipsあたり1000円ですが、ユーロドルをトレードすると、ドル円が106円のとき、1060円です。
このようにトレードする通貨ペア毎に1pipsあたりの収支は異なります。このくらいの差なら別にあまり考えなくていいんですが、通貨ペアによっては大きく1pipsあたり収支が代わるので要注意です。
見方は超簡単です。
通貨ペアは、EUR/USDとか、USD/JPYといった記載をしますが、この分母の方の通貨の日本円換算のレートを見ればOKです。
従ってクロス円はすべて共通で、10万通貨なら1pipsで1000円です。EUR/JPYも、GPB/JPYも1pipsで1000円です。 また、ドルストレートもすべて一緒ですね。GBP/USD、AUD/USD、NZD/USDなどで、1ドル110円なら、1100円です。ドル円の為替レートを掛ければいいだけです。
この計算の仕方が分かってないと、ややこしいのは円とドル以外が分母になっている通貨ペアです。
例えば、AUD/NZDの場合は、NZD/JPYのレートが72円なら、720円です。
単純にpipsだけをみてポートフォリオを組んでいる人はこのあたり、要注意です。AUD/NZDのLotはこのレートなら約1.38倍してやる必要があります。ドル円を1Lotで運用してたら、AUD/NZDは1.38LotでPipsあたり収益はイーブンです。
要注意なのは円換算レートが高い通貨ですね。例えば、ポンドが分母に来ると、ポンド円が140円のとき1pips収支は1400円になります。EUR/GBPあたりをトレードすると、ドル円をトレードする感覚でやると思ったより金額が動くので要注意です。
逆に新興国なんかだと、例えば、ZAR/JPYなんて6円くらいなので、USD/ZARは1pipsあたりたった60円だけです。(ただ南アランドは、証券会社によっては最低トレード単位が大きくなってたりするので要注意です。初めてFXやったとき、南アランド安い!1万通貨かなーって思ってトレードしたら10万通貨で大損したことあります笑)
ということで、通貨ペア別の1pipsあたりの収益を確認するには、分母になってる通貨が、何円なのか調べよう、ということでした。
Lot調整がめんどくさいですが、頑張りましょう\(^o^)/