絶不調のEA、Angel Heart Lonoの大手術
をしてみようと思いまして、最適化をかけてみました。エリオット波動でエントリーするEAということですが、どうやら、ドル円相場ではエリオットが綺麗に出ていないようで、この数ヶ月、騙されまくって大損状態です。 私も大きくやられて今は停止中のEAとなっています。惨状については、ゴゴジャンのフォワードをご覧ください。
作者とTwitterで少し会話したときに、「他の通貨ペアでは好調だが、公開の予定はない」「パラメーターが多いので最適化してくれ」と言われまして、やってやろうじゃないの、というとで、どうにか使えるEAに最適化をかけてみました。
方針は、とにかく慎重エントリーしてダマシを避ける、という感じにしました。パラメーターは結構イジってます。
期間:2010年~2019年8月末まで ※TDSのデータは使ってますが、始値のみのざっくりテストです。また、無駄に高負荷(スプレッド30point)でテストしてあるので、シビア目の結果です。
上の青い方のグラフが最適化後、赤い方がデフォルトです。spread30pointなので、ちょっと厳し目の結果かも、です。
ポイントは、Logic_Cをオフにしてあることで、スキャルのみのトレードです。運用Lotも多分減ってます。Apple to Appleにするなら、1.5Lot×2ポジションにする必要があります。(グラフももう少し上下に振れることになります。)
伸びるところで、乗り切れてない結果が辛いところですが、デフォルトの惨状を考えると健闘しているんじゃないでしょうか。。まぁ、爆発力がないので、メインのEAにはなれません。スーパーサブ的な立ち位置です。 私の使ってるEAの中では、ネコ博士の5Pairのようなイメージです。
最適化していて一番気になったのは、エントリーポイントの優位性の小ささですね。優位性の高いポジションでエントリー出来ているならば、トレーリングストップを入れると利益は伸びます。しかし、このEAはどうあがいても、TP10でトレーリング無し、というのが一番成績がよくなります。(Logic_A)これは、ドル円のトレンドの出にくさ、というのが大きく影響していると思うのですが、伸びる手前でエントリー出来ているわけではない、ということじゃないでしょうか。
2010年からの成績です。
うーむ、微妙な感じですね。とにかく去年から今年にかけて、エントリーが少ないです。相場があってない、ということなんでしょうが、余計なエントリーをして損失を食らってるよりはマシです。2016, 2017は絶好調です。 2011は悲惨ですね。あ、デフォルトはもっと悲惨です💦
私は一応、これでしばらく運用してみます。Lotは悩みどころですね。80pipsくらいの損切りになって凹まない設定、ということで0.3~0.6×2本、という具合をイメージしてます。
強烈にオススメできるものでもありませんが、興味ある方は、setFileをTwitter経由で送ります。
再度チューニング(追記)
どうも気に入らなかったので、再度チューニングしました。チューニング作業というものは、なかなか奥深いものです。EAによって、それぞれ成績に大きな影響を与えるパラメーターというものがあります。例えば、SLやTP、トレーリングの設定だったりすることが多いのですが、Lonoの場合、Wave Levelを中心に「エントリー感度をどう設定するか」(≒おそらくエリオット波動の捉え方)を調整することが最も成績に影響を与えるようです。
爆益は爆損の始まり
特にLonoは好調期と不調期の波が激しくなるEAです。今回のチューニングでは、その波を小さくなるように設定しましたのですが、いかんせん儲けが少ない。もう少しリスクを取って、エントリー頻度を高めないと収益的にはかなり厳しいものがあります。最低でも、年間200pipsは取ってくれないとポートフォリオには入れにくいです。今年の6,7,8月は異常だった、という割り切りにして、もう少しだけリスクを取る設定にしてみました。この設定では今年は赤字です。しかし、デフォルトにはかなわないですが、爆発力も少しはあるので、取り返せる底力のある設定です。
まぁ、こんなものでしょう。明けない夜はないとすれば、これからは儲かりそうな予感です。
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