私が入ってる生命保険をご紹介します。生命保険というと色々ありますが、投資家の方におすすめしたいのは、アクサ生命のユニットリンクです。
生命保険なんですが、かなり資産運用の要素が強い商品です。というか、感覚的には複数の投信ポートフォリオをまわしてる感覚です。
もちろん、ピュアな投資をするなら、普通にETFや投信を買ったほうがよいですが、生命保険に入っとこう、という考えの人ならこれはかなりオススメですね。
管理画面はこんな感じです。
選べる投資先の成績表ですね。完全に投信を選ぶ画面になってます。
これは、組入割合の変更依頼の画面。
今、変更申請中でキャプチャが取れなかったのですが、リバランスといって、購入済みの商品から、別の商品に途中で買い換えるようなことができます。 (そして、リバランスが一番重要な部分です)
おすすめな部分をご紹介します。
①節税になる
生命保険なので、利益の受取時に節税ができます。もちろん、毎年の支払額も一定額までですが控除できるので節税に繋がります。 下で書いた③も節税になります。
②リバランスできる
例えば、投資信託を個別に購入した場合ですが、景気後退期が来ると見込んで、一度、解約して別のものに投資するとします。 その場合、受け取った利益の20%が課税されます。しかし、ユニットリンクの場合は、利益確定しなくても内部処理でリバランスしてくれるので、リバランスによる課税がありません。これは401kと同じですので、401kを運用サれてる方はイメージしやすいかもしれません。
それが毎月1回は無料でできます。2回目以降は1回あたり800円の手数料がかかります。(そんなに高頻度で変更する運用には向いてません)
③リバランス時、前日の価格が適用される
これが結構アツいのですが、リバランスするときは、前日の価格をもとに計算されます。
例えば、ある日、すごく株があがったあと、その翌日は下に大きく下げたとします。その場合、ユニットリンクでは前日の価格をベースにリバランスがされます。つまり、後出しジャンケンができるわけですね。これ、はじめは信じられなくて電話で問い合わせたりもしたのですが、本当にそのような運用らしいです。
④借り入れができる
自分が貯蓄したものを担保に借り入れができます。契約者貸付、という制度です。例えば、月々3万円ずつ入れて、子供が大学入学のときに、100万だけ契約者貸付で借り入れるようなことができます。具体的な金利はプランナーに確認頂きたいですが、当然、自分で払ったものが担保になるので超低金利です。
逆にオススメできない部分をご紹介します。
解約控除金
詳しくはフィナンシャルプランナーに相談したほうがよいと思いますが、途中解約に解約控除金、という違約金のようなものがかかります。契約にもよると思うのですが、少なくとも10年くらい続けないと違約金が大きくて解約しにくいです。少なくとも5年、と私はプランナーに言われました。実際は5年だとまだまだ違約金が大きいので、最低7,8年は続けようかな、と思っています。
手数料が不明瞭
これがものすごく不満です。一定割合で、手数料などが費用として消えてると思うのですが、それがわかりません。まぁ、生命保険なので当たり前なのかもしれませんが、普段、投資をしてると、有耶無耶にされてる感じで納得がいきません。(繰り返しますが、これは生命保険において、多分、どの商品もブラックボックスになってる部分なのかもしれません)
繰り返しますが、純粋に投資をしたいなら、まずは401kやIDECOなどから始めるのがよいのですが、保険の要素を入れたいなら、これはオススメです。新婚さんとか、既に生保やってる人ですね。10年くらい入れて、払済保険にした後、適宜、リバランスをして運用していくイメージです。私の場合、そろそろ(2019年4月)、株系から債権系にリバランスをして、様子をみつつ、株がドカーンと下がったら、再度リバランスしたいな、と思っています。
あと、基本的にこれはフィナンシャルプランナーに相談しながら金額や必要性を考えたほうがよいです。特に、投資要素が強い商品なので、不向きな人もいると思います。
少なくとも、リテラシーとして、ドルコスト平均法とか、各種投資先商品の特徴とか、その辺を知った上で、自分の責任で運用する必要がありますので、投資が嫌いな方はやめたほうがよいかもです。(そんな人はこれを読まないと思いますが^^;)
見直しも新規も、こういう代理店に相談してみるのがよいです。アクサしか勧めない会社より、他の商品(例えば、ジブラルタなどもよいのがあります)も含めて相談にのってくれる信頼できるフィナンシャルプランナーに相談すべきです。