InstaFXは、その昔、稼ぎまくるEAとして人気を博しましたが、現在は落ち目EAの代表格です。私も最近は稼働を止めてしまいました。。
そんなInstaFXについて、気になるツイートがあってたので、便乗して分析してみました。
今年の前半は、私はインスタと百花繚乱のハイレバ稼働でかなり資金を増やすことができましたが、夏以降は、成績がさっぱりになり、どうしてか?と思っていたところ、どうもロングエントリーが増えだしてから、負けがこんだような感覚があり、ロング縛り、ショート縛り、で2018年のヒストリカルデータ pic.twitter.com/P95jpMjoiM
— SEVEN@FXシステムトレード中毒 (@SEVEN_EAMAN) 2018年10月23日
要は、ロングとショートを縛ったトレードをしたほうが好調になるんじゃないか、という仮説です。
以下のグラフはちょっと見にくいんですが、上半分は、特定の日付から30トレード分を遡ったロング、ショート別の収支の累計です。オレンジがロング、グレーがショートです。
データは、fx-onのフォワードから持ってきてます。
下半分はユーロドルの4時間足で、上と下の日付はおおよそ一致するようにしています。
今年の1月から現在(10月下旬)までの時系列データです。
グラフは見にくいと思うので、読み取れることを時系列でピックアップします。
1-4月
InstaFXはロング・ショートともに勝ちまくっていた。無双期。
ユロルはレンジ相場で、おそらく、Instaの逆張りがインスタ映えしまくってた時期です。
5月
ロングが負け越して、ショートのみが強い状況。ユロルは下落相場。
6月
私の記憶では、5月に下げた分のショートカバーが入ってショート勢が踏みあげられる展開の相場でした。
後から見ると、レンジっぽい動きでしたが、相場的には「あれ、もう下いかないの??」というトレンドの終焉的な相場でした。
ここは、ロング・ショートともに横ばいです。
7~8月上旬
再び下落相場になり、ショートが成績を伸ばす。
8月中旬から現在
どちらかというと、ユーロが強い相場でした。
結果、ロングの収支が改善して、トントンまで持ち直したものの、ショートがマイナス、という感じです。
つまり??
このEAは「トレンド相場に弱く、レンジ相場に強い」EAです。
トレンドが出ると、トレンド方向のポジションは大きく稼げますが、逆張りポジションはことごとく負けます。
ただ、もし、個々人の相場観でロング・ショート・両張りを切り替えることができれば、かなり収益率を高められるEAだともいえます。
相場観に自信がある人ならば、大きく儲けられるはずです。
ただ、そういった大きな相場観をEA自身のロジックで判断できないという風にも言えますので、完全放置プレイはできないEA、とも言えます。
商品のキャッチコピーである"コンセプトは「オシャレするように楽しくカンタンなEA」です。"というのは、残念ながら嘘ですね笑
どっちかいうとトレンドを把握できるプロ用EAで、使いこなすのが難しいですが、使いこなせさえすれば、かなりよい結果につながるんじゃないでしょうか。