https://keichang.hatenadiary.jp/archive

0から始めるFX自動売買

(ほぼ)放ったらかしで月利3%を目指します。

複利で膨らむ成長〜ショーシャンクの空に・・・

複利というのは、通常は金融資産の運用で出てくる話です。 これは、コツコツと積み上げて成長していく人間にも言えることなんだ、と理解しておくとある時爆発できます。

顕在化した変化はなくても、潜在的には大きく伸びている、とイメージをふくらませることが大事、というより、人生のキーになる、というお話しです。

毎日1000円相当分の「努力」を積み上げていくとします。 それに1%の金利がつく商品があるとします。

1000円といっているのは、わかりやすくするための仮の話です。頭の中で、「英語の勉強」とか、「仕事」とか、「自己研鑽」とか、そんな話におきかえて考えて下さい。

金利というのは、「成長」です。1000円分がんばったから金利を含めて1010円分の自分になった、というイメージです。

3つのパターンで考えなければいけません。

(1)単利で考える人

1000円の1%というのは10円です。単利の考え方というのは、点でしか考えません。今日やった→今日結果がでる、という考え方です。

1日目:1000円分がんばった→10円金利がついた(1010円) 2日目:1000円分がんばった→10円金利がついた(2020円) 3日目:1000円分がんばった→10円金利がついた(3030円

3日目で、自分ががんばった3000円+ついた金利30円です。

このまま90日がんばったとします。

その時、このヒトの1000円×90日+10円×90日=90900円分の人間になっています。90日間がんばって立派です。

グラフでいうと以下のような感じです。 f:id:keiji_kc:20170307140945p:plain

順調に右肩あがりして90900円分成長できました。素晴らしいです。

複利で90日がんばる人

さてここからが本番です。 全く同じく、複利で90日続けたとします。

複利というのは、累積した金利を含めた合計金額に、新たに金利をかけるタイプの金融商品です。

1日目:1000円分がんばった→10円金利がついた(1010円) 2日目:1000円分がんばった→昨日までの1010円と今日の1000円に金利がついた(2020.1円) 3日目:1000円分がんばった→昨日までの2020.1円と今日の1000円に金利がついた(3040.3円)

このまま90日つづけると、144,888円です。90900円に比べて53988円もでかいです。

グラフで書くと次のような感じです。 f:id:keiji_kc:20170307142906p:plain

グラフが直線ではなく、やや右上がりに沿っています。 これが複利のパワーです。

しかし、あんまインパクトのあるグラフにはなっていません。

複利で900日がんばった人

3年弱です。長いです。計算方法はかわりません。

グラフを見ましょう。

f:id:keiji_kc:20170307143138p:plain

これです。7億7400万を超えてます。 700日目あたりから、エビ反りグラフになっています。 約2年目あたりから景色がかわっている、という感じです。

このくらいの時期になると、何か奇跡的なことが起こっても不思議じゃありません。

ちなみに、単利で900日つづけた場合は、909,000です。雲泥の差です。

極端な話に聞こえるかもしれませんが、このエビ反りであがっている部分は「潜在意識」です。もしかしたら顕在化はしてないかもしれません。でも、いずれ顕在化した時、奇跡が起こるわけです。

事例として、映画のショーシャンクの空に、という映画と、野球選手のイチローを取り上げましょう。

ショーシャンクの空に

ショーシャンクの空に」は、私は高校生の頃に一度見て、実は「評判の割につまらない映画だな〜」と思ってました。今、33歳で久しぶりにみて、感動して泣きました。もし、若い頃にみてイマイチだったなぁと思った人がいたら、ぜひもう一度見返して欲しいです。何度でも。

多分、高校生の私は「これはがんばって脱獄する映画だ」と思ってみてました。その視点で見ると、そりゃつまらない映画です。でも、複利の努力が奇跡を起こす、と捉えればなんとたくさんの発見がある映画なのか、と思います。

私が一番好きなシーンは、州政府に図書館の予算をお願いする手紙を各シーンです。主人公は、毎週、毎週、手紙を書くのですが、一向に返事はありません。でも、毎週続けて、いよいよ200ドルの補助がおりることが決まります。その時、主人公の言葉がすごいです

「たった9年で出来た!」

9年間、毎週手紙を書き続けたわけです。

9年間、全く結果は出ません。ところが、月日が立つと、予算額が増えて、ショーシャンク刑務所の図書館が立派に改装されるまでになるのです。

ずーっと複利で積み上がっていたわけです。ある日突然、顕在化した時、それは9年前には考えられないレベルの結果になったわけです。

これが複利の成長の力です。

イチロー

ここまでかけば、何をいうか想像できると思います。

イチローは、努力の天才です。毎日、コンディションを一定に保つために、食べるものを統一し、トレーニングを人一倍こなす。きっと、1日なら誰でもできると思うのです。

イチローは、それを若いころからずーっと続けています。気がつけば、メジャーの偉大なプレーヤーになっていました。日本人が、27歳からメジャーに挑戦して、記録を連続して打ち立てる。43歳になった今でも一線でプレーをする。

偉大すぎる今のイチローは、過去、積み上げてきた複利以外の何者でもありません。

複利で積み上げる成長を目指す

私は、これまで複利で積み上げられたことはほとんどありません。

今、新しい挑戦を始めてます。33歳。65歳まで働くと考えれば、30年以上あります。30年間、複利を積み重ねてやる、そして、10年後か、20年後か、30年後か、わかりませんが、その時、偉大な結果を、偉大な爪痕を残してやる、そう思って今から努力していく所存です。