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【名著紹介】「人蕩し術」(ひとたらし術) レビュー

年末なので、人生を変えるかもしれない名著紹介です。

こちらの本です。

ブログやTwitterなどで投資関連や金儲けをしている方の記事を読むと、強烈な違和感を感じることがあります。

あんたらは、金儲けできて幸せなのか、と。

そして、多くの場合、「お金儲け」を目的にしている人は、明らかに幸せそうではないです。

一方で、現実世界では、金なんてなくても、ものすごく幸せそうに暮らしている人がいます。

人生を選択するとしたら?

①「金があるだけの人生」

②「金がなくても幸せな人生」

は、明らかに後者の方がいいですよね。(※極端な貧乏は除いて一般的なところでイメージしてください。)

では、

①金がなくても、めちゃくちゃ幸せな人生

②金があって、そこそこ幸せな人生

のどちらが幸せか、というと、どうでしょう?

これは迷うのではないでしょうか。

果たして、「金があること」と「幸せなこと」は、別問題なのでしょうか?

私が思うに、一般的には、極端な貧困状態を除いて、普通に生活できているのであれば、両者は別問題です。

通帳に1億入っていても、不幸せな人は不幸せだし、給料日前に50万しか残ってない!という状態でも、幸せな人は幸せです。

投資家風にいうと、一定の生活水準を超えた後は、両者に強い相関関係はない、です。

つまり、今、普通に暮らせている方が、それ以上収入を伸ばせば、確実に幸せになれるのか?というと、決してそうではないな、と思います。

私も実体験として、年収200万から400万というのは結構インパクトがありましたけど、500万から700万になったときはそこまでインパクトがなかったです。

もちろんその水準は地域や暮らし方によっても違うと思いますが、「幸せになるためにどうすればいいか?」ということを追い求めることは、「金儲けをする」とは全く別に努力しないといけない、というのが私の考え方です。

お金も頑張って儲けるけど、それとは全く別のところで、幸せになるために努力する、という風であるべき、なんです。

このブログは、金儲けの方法を中心に書いてますが、そういうことに関心がある貴方ほど、「幸福になる術」を知って、そしてそのために努力した方がよいのではないか、と思います。そうすれば、「お金もあって、幸せな人生」を送れるからです。

その「幸せになる方法」の一つが、「人に慕われること」だと思うのです。それを紹介しているのがこの本「Amazon CAPTCHA」です。

この本は、まさにそのバイブルです。

次のようなことが書かれています。

「魅力の原理は与えることである」

それによって、

「相手の自己重要感を大きく満たす」

この「自己重要感」というのがこの本の一つのポイントです。

  • 自分自身の「自己重要感」を高める
  • 相手の「自己重要感」を高める。

そのための方法も書かれています。例えば、「小さな約束を守る」とか、そんな基本的なことから説明がされています。(基本的といいながら「小さな約束を守る」というのは、すごく深い意味があるのですが)

この本、実は、定価で1万円を超えます。旧版の中古でも8000円を超えます。

旧版 Amazon CAPTCHA

価格は高いですが、本との出会いは、人との出会いに匹敵するほど人生を変える可能性があります。

作者の無能唱元さんは禅宗の僧侶です。

禅宗は、やはり非常に深いです。そして、面白いお坊さんが多い。

日本文化である、茶道、華道など、色々なことが実は禅宗の思想を多く反映しています。一度、禅宗の方の考えを読んで見る、というだけでも価値があると思います。

よかったら是非読んでみてください。

追記・・・

別の記事で紹介しようと思いますが、とあるサバイバルのドキュメンタリー「Alone 孤独のサバイバー」を見て、私のこの考えは正しいな、と改めて思いました。

これです。

ストーリーだけいうと、10人のサバイバルのセミプロ(サバイバル塾の講師や大工など)が90日間、山の中でたった一人でサバイバルをするドキュメンタリーです。 最後までサバイバルできたら50万ドル(5500万円くらい)を手にできるというゲームなんですが、S3まで終わって90日に至った挑戦者はいません。(90日に至らずとも、最後の一人になったら賞金はもらえます)

リタイアする理由は、空腹や恐怖というものもありますが、実は驚くほど「孤独に耐えられない」参加者が多いのです。 "孤独"が直接のリタイア原因となっていないケースを含めれば、ほぼ全員が「孤独」に悩まされます。

サバイバル術が大好きな私的には、参加者がStruggleする姿が最高に面白かったんですが、大きな発見として、ここまで孤独というものが辛いのだとは思いませんでした。 そして、シーズンの最後のエピソードでは、なぜかこっちも泣いてしまう感動を味わえます。

ほんと、「結局、人は人に生かされている」というのがよーくわかる話です。

だからこそ、上記で紹介した「ひとたらし術」はすごく価値のある一冊です。