大前研一さんの動画を久々に見たけど、相変わらず、マスコミよりも洞察が深い。
まとめると、マクロンとしては、フランスの数少ない車メーカーであるルノー(とプジョー)を世界に勝負できるものにしたい。
日産は、色々問題はあったものの、技術力は素晴らしいものがあって、それを活かしてルノー連合を大きくしたい。
そのためにゴーンの任期を急遽、延命した。
その任期の延期の背景には、ルノーが日産を吸収する計画がおそらくあって、それに対する日産組が繰り出した苦肉の策が今回の騒動。
ただし、議決権の問題で、日産は危険なカケをしている状況。どうにかして、ルノー組の取締役が1人欠員する瞬間を一瞬でいいから作らないといけない。
(現状、ルノーからの2名は代表権はなくなったが、取締役ではある状況で、それを外さないとルノー株を買いましできない)
ルノーもそれをわかっていて、絶対に空白を作らないようにする。
また、今回、監査の問題でいえば、現経営陣が責任を問われることも必然なので、西川社長は自分の首を切ってでも日産を守る、という一手を繰り出した、という状況に見える。
さて、ここからどうなるかは見ものですね、というのが大前さんの見方。
あと、日産を立て直したなら、ルノーも立て直せや、というのも面白いですね。でも、ゴーンはルノーは成長させられない、というのも、大前さんの洞察の面白さです。
大前さんはフーガにのってるそうですが、私も某日産車です。
非常によくできた車で、はっきりいって、同じクラスのトヨタ車より質感、ドライブの感覚など、上だと思います。
個人的には、日産が日本の会社であろうが、フランスの会社になろうが問題ないんですが、できたら日本車であってほしいなぁと思ったりします。(ま、日本では販売台数落としてるらしいですが^^;)
みんな日産を馬鹿にしてる風潮ですが、個人的にはやっぱり応援したいかな。というか、マクロンの思いつきのような欲望に飲まれるのは嫌だな、とも思いますね。 その辺、私もナショナリストなんでしょうかね。