こちら、今年に入ってからの私のEAの収支です。
8月下旬の大きな損失を9月いっぱいかけて取り返し、漸く10月に入って、成長軌道に戻してきました。
このグラフを見てわかるように、コツコツ稼いで、ドカンとやられているのがわかると思います。
EAにもよりますが、自動売買という性格上、どれだけポートフォリオをうまく組んでも、大なり小なりコツコツドカンを繰り返しながら資金を増やしていくことになります。
さて、EAのチューニングというのは一体何をするのでしょうか?
例えば、ドカンと負けて、怖くなってロットを減らすだけだと、資金の回復力が減るだけです。かといって、全く同じロット配分やポートフォリオでそのまま動かすと、また同じような負け方をすることになります。
だからドカンと負けたときには、必ず原因があるので、きちんと分析して、同じ過ちを繰り返さないようにチューニングをすることが大事になります。
私の場合のチューニング
私の8月の30万近い負けの原因はなんだったかというと、ドル円の押し目買いで入るEA(一本勝ち、Scal_USDJPY、ココペリUSDJPY)にロットが寄りすぎていたことです。
その頃のドル円は上値が重く、だましが発生しやすい状態でした。そのときに、複数のドル円EAが一斉にだましにやられてしまった、という感じですね。
ドカンとやられた後に、私が行ったチューニングは以下の通りです。
- ロット配分の変更
押し目買い系かつドル円のEAである一本勝ちや猫Scal、ココペリのロット数を落として、他のEAにロットを配分
他の通貨ペアや、取引の時間帯に特徴があるEAに割り振りをするチューニングからはじめました。
ドル円以外のEAもいくつか買い足しました。
また、エントリーの時間帯別の傾向では、金曜深夜に負けポジションを持つEA(Scal クリスマスエディションやAngel Heart)があったので、金曜夜に自動的に新規売買を停止するツールや、指標前後にEAを自動停止するツールなどを導入しました。
その結果、9月は「大して勝った気がしないけど、結果的に過去最高利益」でした。
この感覚は結構大事な気がしてて、「負けてるようだけど、勝ってる」、ということは、あるEAの大きめの負けを別のEA達がきちんと補完できている、ということだと思うのです。
ちなみに、収益とは違う観点ですが、VPSも複数動かすようになったり(お名前&WIN-VPS)、無料EAを実験的に動かしはじめたり、と、色々な挑戦も続けています。
こうやって育てていくのがポートフォリオですね。
EAをやっている人の成績表などをたまに見ますが、おなじFX-ONからみな人気のEAを買ってるのに、不思議なくらい成績が違うのです。これは、その人が育ててきたポートフォリオの違い、というやつですね。
ほんと、EAによる自動売買は、普通の裁量FXとは全く違うゲームで楽しいですよ。
RPGでいろんなキャラを仲間を加えて、育てていく、みたいな感覚に近いかもしれません。
そして、まぁこれでチューニング完璧だろう、って思っても、気付くとまだまだできることがある、となっていく感じも面白みがあります。
10月も色々やる予定です。またよい結果が出たら書こうと思います。
前はEAを自分で開発しようとも思ってましたが、買ったEAをチューニングしていくだけで精一杯ですね笑
これまでFXでは散々やられて来ましたが、漸く今年は少しは儲けが出そうです。(悲しいかな、経費と去年の損失を通算したらほとんど税金はかからないレベルだと思いますが)
引き続き、淡々と取引を勧めていきます。