殺人まで引き起こした世紀の住民投票"Brexit"の状況が凄まじいです。
ちなみに、何故"Brexit"というかというと、“Britain” and “exit”の省略だそうです。イギリスがEUを離脱するかどうかの住民投票ですね。
いくつかの速報記事を書いておきます。
BBC referendum 日本時間11:21@6/24
SBIのFX速報では「離脱が優勢度を高めてきてる」
ドル円は104円を割り込むと、103.30円台まで下押す場面もあったが、104円前半にすぐ切り返すなど、ジェットコースター相場と化している。ポンド円も145.33円と年初来安値を更新したがすぐに147円後半に戻している。英国民投票は全382地区のうち41地区で開票が始まっているが、イングランド、ウェールズなど南部地域の開票が進むにつれ離脱が優勢度を高めてきている。現時点全体で離脱53.7%に対し残留は46.3%。離脱支持は南部中心に24地区、残留支持は北部中心に17地区となっている。 (06/24 10:21)
ジェットコースター相場の様相だそうです。素人が入れる相場ではありません。読みと違う途中結果が出たら損切りも約定せずに破産しかねません。
ちなみにFX各社ともボラティリティが激しすぎて主要なクロスポンド(ポンド円
やドルポンド)は取引制限中です。
お取引制限実施のお知らせ
英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う、国民投票の実施までわずかとなり、ポンド・ドルの1カ月物インプライド・ボラティリティ(IV、予想変動率)は28%台、対ユーロでも26%台で推移しており、2008年以来の高水準に急上昇しています(2016/6/14時点)。金融市場の緊張感が高まる中、ポンドのインターバンクにおける流動性の極端な低下や、相場の急激な変動によって、当社の配信レートもマーケットに応じたかたちで止むを得ずスプレッドが拡大する可能性や、プライスの提示が困難となる可能性があります。(※)また、お客さまの注文価格と約定価格にかい離(スリッページ)が生じる可能性および、ご注文が成立しない可能性もあります。当社といたしましては、金融商品取引業者としてのリスク管理の観点からも係るマーケットリスクを勘案し、以下の期間、一部お取引に関して、取引に係る制限を実施させていただくこととなりました。お客さまにおかれましては、以下の内容をご確認いただきますようお願いいたします。 なお、FX取引以外の金融商品への影響も考えられることから、金融市場の動向もあわせてご留意くださいますようお願いいたします。
※<6/22追記>
2016年6月23日の英国国民投票日ならびに24日の発表日の全取引時間帯(同月23日(木)午前6時00分~25日(土)午前5時30分)について一時的に広告表示スプレッド値の適用対象外とさせていただきます。また、相場状況次第では、適用対象外とする期間を延長する可能性がございます。
ポンドドルも凄まじい相場です。WSJより。
途中結果が出て離脱が優勢と報じられた時に一気にポンドが売られたようです。
twitterのbbc referendomで逐次結果がわかりますけど、何が織り込み済みで、何がサプライズかわからない。こういう時は、為替を見るのが大勢を見るのに一番いいですね。
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離脱で決まりました。
直後のユーロ円5分足。110円を割ったらもう少し下で推移しそうですね。ただ、どんな影響が出るか予想しにくいと言われてますので、しばらくはボラティリティ高めで推移しそうです。
ちなみにSBI FXのコメントも世も末感が半端ありません。
ドル円暴落、目先の価格帯でオーダーは見当たらず
06/24 13:36
ドル円は99.02円まで急落後、101円半ば付近で推移。値動きが恐ろしく荒かったことから、目先の水準で観測されているオーダーは見当たらない。ユーロドルやポンドドルでも同様である。
(谷口)
ひー